ドリンクの売れ筋を知ろう!

安く買って安く売る。
それだけで売れるなんて、初心者の思い込みです。

確かに安く売ってるから売れている商品もありますが、
価格と商品選定には、市場認識が必須でしょう。

まず、500mlタイプの商品では、お茶がダントツで売れます。
どんなロケーションでも売れると言いたいところですが、
子供達相手の設置先では売れない場合も多々あります。

子供向けだと炭酸類がとにかく売れます。
特にグレープはどのメーカー商品でも手堅く人気、
サイダーもメーカー名はそれほど問われません。
ただ、コーラはブランド志向がかなりはっきりしていて、
コカコーラやペプシブランド以外は、全く売れなかったりします。

500ペットで安定して売れ続いているのが、
C1000ビタミンドリンクです。
子供・大人・男女・いずれの世代にも親しまれる商品。

350缶以下の商品は特に強い商品が無く、
28円や38円で仕入れられますので、
50円~80円で販売すれば、適当に売れていきます。

問題はコーヒー飲料。
こちらはしっかりと商品をセレクトしましょう。
ブランド名を指定しての購入が殆どですから、
値段云々よりも、好きな商品が無ければ買わない、
はっきりしたお客様が殆どです。

ジョージア・サントリー・アサヒ、ダイドー。
ジョージア・エメラルドマウンテンしか飲まない。
サントリー・ボス、アサヒ・モーニングショット・ダイドーブレンド、
ダイドー・デミタス・・・・それがあれば1日何本も飲んでくれる。
そんなヘビーユーザーを取り込めれば最高に売れます。

価格も100円でやる必要はありません。
コーヒーに関してはその自販機にあるか無いか、
それが購入動機にあたるのです。

その地域の売れ筋を知って、
品切れせずに売りまくる。

これが、自販機ビジネスの定石と知りましょう。